30代、40代までは、デザインをやっていたんだが、40代後半になってからは職場も変わったし全然やらなくなってしまったよ。自分で言うのもなんだけどけっこう評判よかったんだよ。
それなら、副業してみたらどう?クラウドソーシングなら単発で終わるものもたくさんあるから、おとうさんみたいなサラリーマンでも空いている時間にできるよ。
そうだなあ。お金にもなるし、ちょっと考えてみるかな。
50代のほとんどのサラリーマンは、長い会社生活の中で必要となるスキルを身につけています。仕事で培ったスキル以外にも自分の趣味や特技を活かした特別なスキルを持っている人も多くいます。
趣味で活かせているしそれで十分という人もいるでしょうが、そのスキルを仕事で活かせず不満に思っている人も少なからずいると思います。
外国語ができるのにそれを活かせない。英語やスペイン語なら会社でも必要とされるが、あまり馴染みのない外国語になると、仕事に活かすどころか利用する機会すらないでしょう。
身につけたスキルを活かすことは、収入面でのアップが期待できるだけでなく、自分のキャリアを活性化させることで充実感を得ることができます。
スキルを活かせる場所の第一候補として副業が考えられますが、時間や場所などの制約があるため、なかなかむずかしいのが現実です。
でも、クラウドソーシングを活用した副業なら、案件の多くは自宅で自分のペースで働くことができるので、本業に影響を与えることなく両立させることも可能です。
さきほどの例で挙げた外国語の場合でも、自分の周りで必要とする人を探してもなかなか見つかりませんが、クラウドソーシングを活用すれば見つかる確率が高くなります。
クラウドソーシングをうまく活用するためには、いくつかのポイントがあります。ここでは50代のサラリーマンが、クラウドソーシングを通じて副業で成功するための具体的な戦略やコツを探っていきます。
50代のサラリーマンが持つスキルと経験をクラウドソーシングで活用
50代のサラリーマンであれば、人それぞれだとは思いますが、長いサラリーマン生活のなかでいろいろな専門知識や実務経験を蓄積しています。
例えば、資料を作成しプレゼンテーションをすることなどは、今までに何回もやってきているでしょう。エクセルやワードを使って資料を作成することはもう数えきれないという人もいると思います。
経理の事務処理だったり、技術系でならプログラミングなどのスキルは、若いころに身に着けてある程度の年齢までは実務としてやってきたけど、年齢を重ねるにつれてマネジメントがメインになってしまい、スキルが活かせていないという人は多いと思います。
仕事以外でも、50代であれば趣味の分野で得意なことを持っている人も多くいますし、キャリアも長くなれば相当のレベルかもしれません。たとえばブログを書くのが好きであれば、文章を書いたりネタを考えたりするのが得意だったり、絵を書いたり、写真をとったり、動画の編集が得意という方もいると思います。
これらの趣味や特技でもっているスキルや、会社で身に着けたスキルのほとんどは、クラウドソーシングでも求められています。せっかく身につけたスキルですから、そのスキルをクラウドソーシングで活用してみることをおすすめします。
クラウドソーシングで受けた仕事であってもやり遂げなければいけないのは変わりませんが、自分が選んだ仕事ですし、やることが明確なのでやり遂げた後の達成感が得られます。
クラウドソーシングを活用した副業は、自分のやりたいタイミングで始められて自分のペースで仕事を進めることできます。あなたが50代であろうと年齢は関係なく、実力を発揮する環境が整っています。
本業とは異なる収入源を持つことは、これからの社会では重要になってきます。以前は副業を禁止していた大企業でも、副業を推進する傾向にあります。
クラウドソーシングを通してあなたのスキルと経験を最大限に活かし、新しい可能性を見つけましょう。
クラウドソーシング副業のメリットとチャレンジ
クラウドソーシングを活用して副業をするのは、多くのメリットがあります。
メリットその1:収入源を追加で確保できる
まず挙げられるのは、追加の収入源を確保できることです。通常のサラリーマンは昇進や残業ぐらいしか収入が増えることはなく、営業で歩合制でもない限り収入を増やす手段はありません。
クラウドソーシングならあらかじめ契約した内容で、自分の実施した作業に応じて収入を増やすことができます。
クラウドソーシングを利用することにより、新たな収入源を増やすことができるので、リストラや会社の倒産といった不測の事態に備える上でも大きなメリットになります。
メリットその2:仕事にやりがいを感じながら収入が得られる
さらにクラウドソーシングの副業は、成果が報酬に直結するのでやりがいを感じることができます。契約時に作業内容と金額が決められているため不透明な部分がありません。
そのため、納得してその仕事を引き受けて、納品するまで完結することできれば達成感が得られます。
会社では、グループで作業することが多いため、自分がやったという達成感を得る機会が多くありません。たとえ達成感を得ることができても、それが収入などの形になるものが得られることはまれですし、それもすぐ反映されません。
クラウドソーシングであれば、アウトプットをすべきことが決まっているので納得できますし、達成感も得られ、しかも収入が得られるという環境にあります。
メリットその3:自分の好きな場所で好きな時間に仕事ができる
クラウドソーシングを利用すれば、自宅や好きな場所での仕事が可能です。
「地方に住んでいると大都市と比べると仕事がなく、就職がむずかしい」
といわれていますが、クラウドソーシングの仕事の多くは在宅がメインですので、どこの地域でも関係なく仕事を獲得することができます。
在宅でしかも自分のペースで仕事ができるので、健康面や体力面で不安があるとされる50代以上であっても、納品することさえできれば年齢は関係ありません。
自分の都合で仕事とプライベートの調整がしやすくなり、仕事と家庭との両立もできるため、ストレスの軽減にもつながります。
新たなチャレンジ
上では、メリットを挙げてきましたが、よいことばかりではありません。デメリットとまではいいませんが、今まであまり経験をしたことのない新たなチャレンジをする必要があります。
50代までサラリーマンをしてきた人は、契約から納品までを一人でやらなければいけないといった経験はない人も多いでしょう。しかも自分のペースでできるのですから、逆に言うと自分でスケジュールを考えてやらなければいけません。
たいていの仕事では、決まった時間に決まった仕事をしてその分の対価をもらいますが、クラウドソーシングはそうではありません。結果さえ出せば契約に違反していない限り、納品するまでの経過は関係なく、きちんとしたものが納品さえすればよいのです。
そのため、できる仕事を選ばなければいけませんし、スケジュールも考えて自分で管理しなければいけません。
本業があれば、本業と副業の両方を管理できるだけの自己管理能力を必要となります。
このように、クラウドソーシングは、会社とは違ってあまり他の人に頼ることができず、自分で管理し対応しなければいけません。
これは、デメリットと言えるかもしれませんが、新たな成長の機会でもありますし、一人でこの仕事を完結できたという満足感は、会社では得られないメリットとも言えます。
クラウドソーシングプラットフォームの選定
クラウドソーシングを利用して業務を依頼する人も、受ける人も年々多くなってきており、サービス内容も増加してます。
そのため、新しく参入してくる事業者も増えてきていますので、どこが自分のスキルや条件にあっているか検討する必要があります。
ここではそのポイントを紹介します。
ポイントその1:信頼できるプラットフォームを選ぶ
クラウドソーシングで副業を始める際に重要なポイントの一つは、信頼できるプラットフォームを選ぶことです。
クラウドソーシングは、さまざまな仕事の依頼者とそれを受ける人を結びつける場所です。発注者は、仕事を最後まできちんとやり遂げてくれるか不安ですし、受注者は、無理な仕事をさせられたり、報酬を支払ってもらえるか不安だったりします。それぞれの思い違いによって問題が起こる可能性もあります。
そんな問題が発生したときに間に入って対処するしくみがしっかりしているクラウドソーシングを選択することが大切です。
クラウドソーシングのサイトには、いろいろな情報があります。案件の内容だけをみるのではなくそのプラットフォームが何をしてくれるのかを調べましょう。
口コミの情報も、うのみにはできませんが、参考になる情報ですので、目安にするのもよいでしょう。
ポイントその2:利用料や報酬の支払い方法を確認する
システム利用料や報酬の支払い方法は、プラットフォームによってさまざまです。どの程度のシステム使用料となるのか、納品後の報酬はいつどのように支払われるのかを確認する必要もあります。
システム利用料は、案件の金額によらず一定だったり、案件の金額が高くなるほどシステム利用料の割合が高くなったりで、プラットフォームによってさまざまです。
案件の金額だけでなく、案件に性質によってもシステム利用料が変わってくる場合もあります。
システム利用料の考え方も会社によってさまざまなので、案件に応募する前にこれらの条件は把握しておく必要があります。
システム利用料は、プラットフォームによりまちまちですが、大手のクラウドワークスの場合は、10万円以下の契約なら20%で、契約金額が高くなると割合が低くなっていきます。
同じく大手のランサーズの場合は契約金額にかかわらず16.5%となっています。
最近テレビなどのメディアで目にするココナラの場合は、システム利用料ではなく手数料としていますが、その割合は22%で少し高めの設定になっています。
10万円以下の案件であれば15%を超えるシステム利用料となることが多いですが、中には5%~10%程度のプラットフォームもあるので、案件の内容や条件などと照らし合わせて適切なプラットフォームを選択しましょう。
ポイントその3:自分の得意なジャンルの業務がないか確認する
まだ特定のジャンルに特化しておらず、
「クラウドソーシングで仕事をやってみたいが、自分には売れるようなスキルはない」
と思っている人もいると思います。でもクラウドソーシングには、誰でもできるような仕事から専門的な仕事まで幅広い案件があります。
大手のクラウドソーシングには非常に様々な案件があるので、50代でもできる案件から、50代でなければできないような案件もありますし、特別なスキルを必要とされるものもあります。
案件の中には、50代、60代と年齢を指定されているものもあります。
自分には売れるスキルがないと思っている方は、クラウドワークスやランサーズで案件を見てみるといいと思います。
- これなら自分でもできる
- これなら自分は得意だ
といった案件がきっと見つかります。自分では、必要とされると思ってなかったスキルが必要とされているかもしれません。
そんな案件であれば採用の可能性も高くなると思いますし、専門性が高いのであれば、専門のクラウドソーシングをさがしてみると採用の可能性がさらに高くなるでしょう。
クラウドソーシングで成功するためのコツ
ネットで検索していると「クラウドソーシング、稼げない」が検索候補として挙げられたり、口コミでも稼げないという話も聞かれます。
契約した報酬が支払われないことはまれなので、全く稼げないというわけではなく、
- 案件がなかなか確保できないため稼げない
- 案件を受注してやってみたが、思ったほど稼げなかった
- クライアントと継続した案件が来ないため案件を確保するのが大変
などの理由により思っていたほど稼げないということだと思います。
クラウドソーシングでは案件の数も多いですが、同じように案件を受けたいライバルもたくさんいます。条件のいい案件となれば、競争率は高いのでなかなか思うように受注することはできません。
そんな中でうまく稼げるようになるにはどうすればよいのでしょうか。
ポイント1 実績をつくる
クラウドソーシングでは、実績があることが重要とされています。
実績がないから採用されない、採用されないから実績がないと、にわとりとたまごの状態になってしまいますが、まずは大人数を募集している簡単なだれでもできるような案件で実績を作ったほうがよいと言われています。
例えば、アンケート調査の回答のように簡単な作業は、いろんな年代の人を大量に依頼することも多くあるので、このような案件で実績を積み上げることも大切です。
案件の性質によっては相場よりも価格を下げて受注することも検討しましょう。
案件によっては、1つの案件に100件ぐらいの応募があるそうです。そんななかでの実績のない人の応募は、ほとんど見られることなく不採用です。ですから多少安くすることで採用の可能性を上げることも大切です。
また、100件に1件しか採用されないのであれば、極端に言えば100回に1回しか採用されない計算になります。ですから自分にできそうな案件であれば、不採用になることを気にせずどんどん応募しましょう。
採用されないのは、実力ではなく運だと割り切るしかありませんし、採用された人の方があなたよりスキルが低い可能性も十分にあり得ます。ですから、そんなことは気にせずどんどんと応募することが大切になります。
ポイント2 プロフィールを充実させる
クラウドソーシングを初めて利用するときは、発注する側の人も発注される側の人もお互いを知りません。お互いどんな人なのか不安です。
そんな中で最初に確認するのは、プロフィールになります。
プロフィールがていねいに書いてあればその分だけ不安が和らぎます。必要なことだけが書かれているのでは受け取る印象が全然違います。
あれもこれもできるとか、なんでもやりますみたいな内容では不審に感じられるでしょうが、専門分野やジャンルであったり、自分の強みをアピールすることは大切です。
どのような内容を書けばいいかを知るには、ほかの人のプロフィールを見ることです。自分が発注者になったときの目線でプロフィールを参考にしてみると、どのように書くとよいかわかりやすいと思います。
プロフィールに関してもう少し言うと、ほかの人と比較して視覚的に少し目立つようにできればいいかもしれません。ど派手ではあまり印象がよくないですが、ぱっと見たときに他と違えば、たくさんのプロフィールの中でも見てもらえる可能性が高まります。
ポイント3 ポートフォリオを登録する
ポートフォリオは、もともとの意味は「書類入れ」らしいのですが、マイナビクリエイターによると、「特にクリエイターが実績をアピールするための作品集」として使われることが多いです。ほかにも金融系では別の意味で使われたりもしていますが、クラウドソーシングでは作品集としての意味で使われます。
入力作業などの簡単の仕事の場合は、ポートフォリオを使うことはないですが、クリエイターやプログラマーは作成して自分のスキルレベルや実績をアピールします。
発注する人は、ポートフォリオを見てどの程度のスキルなのかを見極めたり、その人が自分の欲しいものを作ってくれそうかを判断する材料にします。
プロフィールはどんな仕事でも重要ですが、クリエイティブな仕事となるとプロフィールと並んでポートフォリオも重要になります。ポートフォリオを変えることにより案件獲得数が大幅に増えることもあるので、ベテランの人でもポートフォリオを何度も修正しています。
クリエイティブな仕事の案件を獲得するなら、ポートフォリオの作成にも力を入れていきましょう。
案件獲得のためのセミナーを受ける
案件獲得の1件目は、クラウドソーシングをはじめたばかりの人にとっては大変です。
50代ぐらいの年齢になってクラウドソーシングを利用する人は、
- プライドがあってガツガツと応募できない
- プロフィールは作ったけど応募すらままならない
- そもそも何をすればいいかわからない
こんな悩みを持っている人も多いと思います。
クラウドワークスには、「みんなのカレッジ」という学べる場所があります。この中には、WEBライティングや動画編集・デザインなどコースもありますが、案件を獲得するための「案件獲得コース」もあります。
「案件獲得コース」の中にも
- 登録したけど、何から初めていいかわからない
- 自分に合った案件がどれなのかわからない
- できるか不安で応募ボタンが押せない
- 副業・フリーランスの基礎を学びたい
といったクラウドソーシングの初心者が持つ悩みを解決してくれる『案件獲得コース【入門コース】』と、
すでに実践は積んでいるのだが、
- 案件が取れない
- アクションを起こした結果がよくない
- 実践的なノウハウを学びたい
というはじめてみたものの思ったようにいかない人のための『案件獲得コース【実践コース】』があります。
コースは動画による教材ですが、課題もありメンターがついているので、一方的に受講するだけのものはありません。
どちらも3週間のコースで金額も29,700円です。
案件が獲得できないまま時間を費やしてしまうよりも、少し費用を負担して案件受注のためのスキルを身に着けた方がいいですし、案件がとれるようになればすぐに元がとれます。
おわりに
50代のサラリーマンが自分の持っているスキルをクラウドソーシングで活用することは、新たな収入源が確保できるだけでなく、自己成長にもつながります。
クラウドソーシングは、時間と場所の制約がない案件が多いため、利用する人が増えてきており案件も条件もさまざまです。自分のスキルや環境にあった案件を見つけたり、サポート面も考えて適切なプラットフォームを選ぶことが大切です。
希望する案件を獲得するのは簡単ではありません。まずは、プロフィールや、ポートフォリオを充実させて自分をアピールするようにしてください。
プロフィールや、ポートフォリオをを充実させるために、ひとりでは力不足だと感じたら、クラウドワークスが行っている、「案件獲得コース」の講座を受講してみるのも解決の方法のひとつです。
50代、60代と年齢が高くなってくるにつれて充実感を得られる機会が少なくなってきます。リストラに備えるためにも、クラウドソーシングで第一歩を踏み出してみてはいかがですか。
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