副業する人は知っておきたい確定申告の20万円ルール

50代からの副業
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収入があれば税金はつきもの。特にサラリーマンが副業をする場合は20万円ルールについて理解する必要があります。税金は払わなければいけないですが知識があれば必要以上に払わずにすませることができます。

ここでは副業するなら20万円ルールと確定申告について紹介します。

副業する人には必須知識!!20万円ルールってなに?

サラリーマンが税金を払う場合は所得税も住民税も天引きで、自分でやるのは年末調整ぐらいですが、副業をやる場合には全部自分でやらないといけません。

収入があれば税金を払わなければいけないので、副業をしていれば副業の税金を払わなければいけません。そのときによくいわれるのが20万円ルールと呼ばれるものです。

それは、「所得金額が20万円以下に収まれば申告は不要」というものです。

ここでいわれる所得は、「収入から必要経費を引いたもの」になります

アフィリエイトの場合は成果報酬が収入になります。必要経費って何があるかというとこちらの記事でも挙げていますが、ブログサイトのサーバ費用や、参考書、外注費など収入を得るためにかかったお金になります。

これらに必要経費をアフィリエイトで得た収入から引いた金額が20万円以下であれば申告が不要となります

ここでは、アフィリエイトの場合の話をしましたが、必要経費が認められるのは9つある所得の種類のうちの事業所得、雑所得、不動産所得で、小遣い稼ぎ程度のアフィリエイトであれば雑所得になります。

転売なども同様ですので必要経費が認められますが、パートやアルバイトを副業としている場合は、経費として挙げられるべきものはパートやアルバイトの雇い主側が用意しているので収入がそのまま所得になります。

所得が20万円をこえれば税金を納めなければいけませんが、だからといって必要以上に税金を払う必要もないので、経費として挙げられるものをしっかり記録しておくことが必要です。

アフィリエイトでの所得は事業所得か雑所得

最初は小遣い程度で収入もまばらな状態でも、アフィリエイトを続けているうちに定期的にまとまった収入が得られるようになってくるかもしれません。

さきほどアフィリエイトは9つあるうちの雑所得として挙げるといいましたが、規模が大きくなってきたら事業所得とすることも検討してみてください。

雑所得なのか事業所得なのかの明確な基準はないとのことですので、事業所得の方がメリットがあるのでできることなら事業所得で申告した方がいいです。

ただ、事業所得として申告すれば自動的になればいいのですが、残念ながらそんなことはなく申告しても税務署から指摘を受けて事業所得として認められないと最終的には雑所得して扱われます。

事業所得となる明確な基準はなくても「事業から生じる所得」が事業所得なので、まずはその仕事を事業として継続して行っていることが重要です。

アフィリエイトを本業で行っており個人事業主と届け出をしていれば事業所得として認められますが、片手間でやっていては継続的な事業を行っていると見られにくく事業所得とはされない可能性があります。

事業所得にするとなにがいいの?

事業所得にするとメリットがあるとお伝えしていますが、実際のところどんなメリットがあるのでしょうか。

確定申告の方法としては白色申告と青色申告があり雑所得は白色申告のみです。事業所得であれば税制上の優遇措置が受けることができます。

青色申告で受けられる優遇措置は

・事業所得にすると他の所得と損益通算できる
・青色申告特別控除が受けられる
・青色事業専従者給与にできる
・損失額の繰り越しと繰り戻しができる
・30万円未満であれば少額減価償却資産の特例が受けられる

といったことが挙げられます。

他の所得と損益通算できるというのは、副業で発生した損失を本業の所得から控除できるものです。副業でアフィリエイトをやっているのであれば大きなメリットになります。

青色申告特別控除は、一定の条件を満たしていれば最高で65万円の控除、それ以外でも10万円の控除が認められるものです。

青色事業給与は家族を従業員とした場合にその給与を経費にすることができます。

損失額の繰り越しは、大きな赤字がでて、損益通算では控除しきれない場合に最大で3年間赤字を繰り越して控除うけたり、その逆の前年の所得から繰り戻して還付を受けることができます。

30万円未満の減価償却資産をまとめて経費に計上することができるので、黒字を減らすことになり税金を少なくすることができます。

デメリットとしては、青色申告承認申請書を提出する必要があります。開業したら2カ月以内に申請しないと白色申告者になります。

65万円の特別控除を受けるのには一定の条件を満たしていればと書きましたが、その条件の中に複式簿記による記帳をすることがあります。これが複雑で特に簿記に苦手意識を持つ人には難しく感じられるようです。

複式簿記はあまり馴染みがないかもしれないですが、貸借対照表と損益計算書と聞いたら詳しくはしらなくてもなんとなくと思う人もいるかもしれません。

白色申告であれば、単式簿記でよくこれは小遣い帳とか家計簿と同じような感じなのでわかりやすく作成しやすいです。小遣い帳や家計簿のような書き方の白色申告に比べると複式簿記はむずかしいですが、事業として行っていくならぜひ青色申告できるようにしていきましょう。

まとめ

ここでは、20万円ルールと確定申告について紹介しました。収入が大きくなると税金が増えて手元に残らなかったなんて話も聞きます。

かといって申告しなければ脱税になり、収入が大きければ見つかりやすくなりますし見つかったときの追徴課税も大きいです。

稼ぎだ少し出たら、多少なりとも税金の知識をつけて節税できるようにしていきましょう。また大きく稼いでいるならば専門家に相談することをおすすめします。

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